かろうじてでも臥せらずに在り、熱く眩い光に満ちた類稀なるステージに思いを馳せていた夜。瞬く間のひとときをかけがえのない歌声と共に過ごして在る今を心にそっと抱きしめている夜。感じきりたい思いのままにひとつひとつの歌声をそらでなぞりその輪郭や抑揚を確かめながら、近い将来必ずや会場に駆けつけられるよう己鼓舞してひとり在る夜。力不足で余裕がなく至らぬこと多々ある今を、叶うものなら許してほしい。心の底からの深い愛と真心、感謝の気持ちをこの胸に、努めていきたい。負けずにいたい。
この世界にただひとりのかけがえのないあなたへ。